社会の一員として礼儀などを身に付けた状態で送り出したい。
普通科
森 健吾先生
(保健体育)
体育に対して苦手意識が強い生徒にも成功体験を
体育の授業では、体を動かすことが楽しいと思ってもらえるような授業づくりを心掛けています。ただ単に技術を練習するだけでなく、例えば卓球なら紙コップを倒すといったミニゲーム性を持たせたような授業を通して、苦手意識が強い生徒にもなんとか成功体験を積ませてあげたいと思います。
体を動かすことが楽しいと感じてもらえたら、社会人になってからも友達と一緒にバドミントンをやろう!ということになるかもしれません。得意じゃなくても、何か一つでもやれるスポーツがあれば、それが健康づくりにもつながるはずです。
勉強だけでなく礼儀やマナーを身に付けることも大事
高校は、社会に出る一歩手前の状態です。そのため、勉強はもちろんですが、社会の一員として必要な礼儀やマナーも身に付けた状態で生徒たちを送り出したいと考えています。自分が高校の教師を選んだのも、高校がそういう位置にあるからです。ここでちゃんと礼儀やマナーを身に付けておかなければ、社会に出て大変な思いをしますからね。
今年から初めて担任を持ちましたが、生徒には特に挨拶するときはきちんと挨拶するようにといったことを常に伝えるようにしています。
生徒には楽しく学校に来てもらうことが一番
女子高の魅力は、みんなでワイワイできることと、思いやりがあることでしょうか。体育の授業でも、一緒にやろうと誘ってあげたり、苦手な子に教えてあげたりと、周りへの気遣いができます。また、ドッジボールなどは男子がいるとあまり投げたくない、出たくないという生徒もいますが、女子しかいないため自分が率先して出て思いっきり投げられるようです。そういうところは女子高の良さかなと思います。
コロナもようやく落ち着き、去年から学校行事が大きくなったり戻ってきたりしています。その部分では、美萩野女子の良さが出せるようになってきました。
これはよく言われることですが、いい意味で生徒との距離の近さが美萩野女子の特徴の一つです。私たち教師は生徒にとって相談しやすい位置にいますし、分からないことがあればいつでも気軽に聞けて、行事なども一緒になって楽しむことができます。
もちろん、基礎学力を伸ばしていけるような学校を目指していますが、とにかく生徒たちには楽しく学校に来てもらいたいですね。それが一番だと思います。