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令和2年度 第73回卒業証書授与式・第14回専攻科修了式
こんにちは!
3月1日(月)、令和2年度第73回卒業証書授与式並びに第14回専攻科修了式を挙行し、本科139名、専攻科42名が旅立ちの時を迎えました。
新型コロナウイルス感染拡大防止を講じての式典。例年と全く同じ形で・・・とはいきませんでした。しかし、卒業生たちにとっては最後の大切な式典。思い出に残るものにしてあげたい・・・。そんな思いで、在校生・教職員共に準備を進めてきました。
そして迎えた当日。
凛とした琴の音色が体育館に響く中、卒業生が入場してきます。
歩く姿、列ごとに着席していく姿。その全てがとても立派でした。
そして、卒業証書並びに修了証書授与の時が来ました。担任の先生から、一人一人の名前が呼ばれていきます。それに答えて、大きな声で返事をする生徒たち。いつもより、随分とお姉さんに見えました。
各科の代表生徒が、仲間たちの分までしっかりと証書を受け取っています。3年分・5年分の頑張りの証である証書は、ずっしりと重く感じられたのではないでしょうか。
本来であれば、本科2年生と専攻科1年生全員が式に参列して、卒業生と修了生の門出を祝福します。しかし、時節柄それは難しく、送辞を読んだ看護科2年生田中愛莉さんが、在校生の思いを一身に背負い、言葉にして伝えました。
田中さんの送辞には、3年生たちがいつも笑顔で、元気いっぱいだったとありました。しかし、笑顔の裏には、後輩たちには見せない努力や苦労が沢山あったはずです。それを見せずに後輩たちの範となった3年生たちは、本当の強さを持った人たちだったのだと思います。
そして、後輩からの送辞を受けて答辞を読んだのは、普通科進学コース3年生の三好万葉さんと専攻科2年生の木塚桃子さんです。美萩野女子高校での思い出の数々が、優しく真っ直ぐな言葉で紡がれていました。
卒業生・修了生たちの中には、三好さんたちの言葉に自分自身の経験を重ね、溢れる涙で頬を濡らす生徒たちが何人もいました。彼女たちがどれだけ毎日を一生懸命に過ごしていたのかが伝わってくる光景でした。
卒業生・修了生が美萩野女子高校で過ごした日々は、決して平坦な道のりではありませんでした。特に最後の一年は、新型コロナウイルスの影響で、長期にわたる休校も経験しました。そのような中でも無事に卒業・修了の日を迎えられたのは、彼女たちの努力の賜物に他なりません。本当に誇れる生徒たちです。心から、卒業並びに修了おめでとう。明日からの皆さんの生活が、幸せに溢れたものとなるように祈っています。
最後になりましたが、生徒たちがこの日を迎えられたのは、保護者の皆様のご尽力があったからこそです。本校の教育へのご理解とご協力、本当にありがとうございました。