ここ何年かは、部員たちがチームとして「県のベスト8」という目標を設定しています。 顧問としては、まず「この学校はいいチームだね」と言われるような「愛し愛されるチーム」をつくっていくことと、もう一つ、「大物食い」というか「ジャイアントキリング」をぜひやりたいねという話をみんなにしています。 　コロナ禍で、高校の部活動のあり方や考え方も随分変わってきました。休みを入れないといけなかったり、練習時間がすごく制限されてきたりしたことで、楽になったこともたくさんあります。これからは、やはり休むときにはしっかり休むなど、今の部員たちに合った指導法を見つけていかなければならないと考えています。 　最近、心掛けているのは、部員たちを必要以上に追い込んだり、フォローしたりせず、決めた練習をルーティン化して毎日しっかりこなしていくようにすることです。もちろんルールはしっかり守らないといけませんが、ある程度自然体というか、ピリピリ感はないと思います。 　美萩野女子のバレー部は、ここ21年間ほど、一度も逃さず県大会に出場しています。今は4大会ほどありますが、そのすべての大会において県大会出場を果たしています。そんな高校は北九州市には数少ないでしょう。これは自慢できると思います。